当コラムは昭和57年(1982年)創業のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。年間500種類以上販売している靴のなかから、外反母趾など足に悩みをお持ちの方でもゆったりと履けるエレガントな幅広シューズをご紹介しています。ショッピングサイトはこちらから
はじめに

靴を選ぶ際、見た目やデザインだけで決めてしまい、後から足が痛くなったという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
正しい靴の選び方を理解し実践することは、おしゃれを楽しむためだけでなく、足の健康を長期的に守り、快適な日常生活を送るために非常に重要です。
足に合わない靴を履き続けると、外反母趾や靴擦れといった足のトラブルを招くだけでなく、歩行姿勢の悪化を通じて全身の疲労や関節痛につながる恐れもあるからです。
本記事では、日本に約400名しかいない(※1)上級シューフィッターのひとり、時見太一氏による(※2)「足のお悩み相談会」での公演内容を交え、足のサイズの正確な測り方から試し履きのチェックポイントまで、正しい靴の選び方をわかりやすく解説します。
(※1)上級シューフィッターとは、国内でわずか400名ほどしかいない「足に靴を合わせる」技術者のことです。
(※2)2019年10月9日、当サイトを運営するインペリアル・エンタープライズ株式会社が開催。
足に合わない靴を履くリスクとは
「足のお悩み相談会」では、時見氏から次のような指摘がありました。
「日本人は足を測らず、“感覚”で靴を選んでいる人がほとんど。
足に問題が起きると大きめの靴を選ぶから、適正サイズより大きい靴を履いている人が多いんです。
足の健康を守る靴選びでなにより重要なのは、サイズをきちんと測り、自分の足の特徴を正しく知ることです。」
足に合わない靴を履き続けることは、足局所のトラブルにとどまらず、全身の骨格バランスを崩し、健康状態全体に悪影響を及ぼします。
正しい靴の選び方を学ぶ前に、まずそのリスクを理解しておきましょう。
| リスクの種類 | 具体的な症状 | 主な原因 |
| 足局所のトラブル | 外反母趾・靴擦れ・タコ・ウオノメ | つま先が狭すぎる靴やサイズが小さく足先を圧迫する靴の継続着用 |
| 関節・筋肉への負担 | 慢性的な膝痛・股関節痛・足底筋膜炎 | クッション性の不足やサイズが大きすぎることによる歩行時の踏ん張り |
| 全身の骨格バランスの崩れ | 肩こり・腰痛・強い疲労感 | 足元の不安定さを補おうとする不自然な歩行姿勢の慢性化 |
足のトラブルを引き起こす原因
足トラブルの多くは、靴のサイズや形状が足に合っていないことが原因です。
つま先が細すぎる靴を長期間履くと、親指が小指側に曲がる外反母趾や、小指が変形する内反小趾を引き起こします。
(一社)足と靴の健康協議会でも、足に合わない靴の継続着用が外反母趾の主要な原因として指摘されています。
一般社団法人 足と靴と健康協議会 「とれでゅにおん」
逆にサイズが大きすぎる靴も問題です。
足が靴の中で固定されず、摩擦で靴擦れやタコが生じやすくなります。
また、靴が脱げないよう無意識に指を曲げて踏ん張る歩き方が習慣化し、足底筋膜炎のリスクも高まります。
足の長さだけでなく、幅・甲の高さ・かかとのカーブまでフィットする靴を選ぶことが大切です。
姿勢や全身の不調への影響
足に合わない靴は、足先の痛みだけでなく全身の不調にも直結します。
足元が不安定になると、体は膝・腰・背中・首の筋肉を過剰に緊張させてバランスを取ろうとします。
これが慢性的な腰痛・肩こり・膝痛の大きな要因になります。
また、足裏のアーチ(土踏まず)は地面からの衝撃を吸収する重要な構造ですが、アーチサポートのない靴を履き続けるとアーチが崩れ、衝撃が足首・膝・腰に直接伝わるようになります。
全身の健康を守るためにも、足元から体を正しく支える靴を選びましょう。
正しい靴の選び方の基本ステップ
正しい靴選びには、いくつかの基本ステップを順番に踏むことが重要です。
足のサイズや形を客観的に把握し、それに合った靴を選ぶことが成功の鍵です。
| ステップ | 確認項目 | 目的 |
| ステップ1 | 足の長さと足囲の正確な測定 | 自分の足のサイズを客観的な数値で把握する |
| ステップ2 | 足の形とつま先の形状の確認 | 足の指の長さに合った靴のデザインを選ぶ |
| ステップ3 | 着用する用途と環境の明確化 | 履くシーンに最適な機能・素材の靴を絞り込む |
自分の足のサイズを正確に測る
靴選びの第一歩は、足の正確なサイズを数値として把握することです。足のサイズは「足長(かかとから最長の指先までの長さ)」と「足囲(親指・小指の付け根をぐるりと一周した長さ)」の2つで表されます。
測定は硬い床に白紙を敷き、体重をかけて立った状態で行います。座って測ると実際より小さくなるため注意が必要です。また、大人でも加齢・体重変化・生活習慣によってサイズは変わるため、新しい靴を購入する際は半年から1年に一度測り直すことをお勧めします。
| 指先の最も長いところから、かかとの最も出っ張ったところまでの長さ。いわゆる一般的な靴のサイズ | 一番幅の広い、「親指の付け根」と「小指の付け根」を一周取り巻いた長さ | 一番幅の広い、「親指の付け根」と「小指の付け根」を結んだ直線 |
足の形とつま先の相性を知る
足の形は指の長さのバランスによって3つのタイプに分かれます。
自分のタイプに合わない靴を選ぶと、指が圧迫されて痛みや変形を引き起こします。
- エジプト型(親指が最長・日本人に最多)→ オブリークトゥ・ラウンドトゥが適している
- ギリシャ型(人差し指が最長)→ アーモンドトゥ・ポインテッドトゥが適している
- スクエア型(指の長さがほぼ均等)→ スクエアトゥが最も快適
自分の足の形を確認し、相性の良いつま先デザインを選ぶことが足の痛みを防ぐ大切なポイントです。
用途に合わせた靴の種類を選ぶ
靴を選ぶ際は、どんな場面でどれくらい履くかを明確にしましょう。
長時間の歩行や立ち仕事にはクッション性の高いスニーカーやウォーキングシューズが最適です。
ビジネスや冠婚葬祭では革靴やパンプスが必要になりますが、その場合も自分の足型に合った木型を採用しているブランドを選ぶことが重要です。
雨の日には防水透湿性素材を使用した機能性シューズを選ぶと快適さが大きく向上します。
失敗しない試し履きのチェックポイント
サイズや形を把握したら、次は試し履きです。
同じサイズ表記でもメーカーや木型によって履き心地は大きく異なります。
必ず両足に履き、紐やストラップをしっかり締めた上で店内を歩き、違和感がないか確認しましょう。
| チェック箇所 | 確認ポイント | 理想の状態 |
| かかと | 隙間・食い込みがないか | 歩いてもかかとが浮かず靴が足に追従する状態 |
| つま先 | 適切な捨て寸が確保されているか | 最長の指先から靴の内壁まで1cm程度のゆとりがある状態 |
| 甲と土踏まず | 圧迫感や不自然な緩みがないか | 甲全体を均等に包み込み、アーチが支えられている状態 |
かかとのフィット感を確認する
かかとは歩行時の衝撃を最初に受け止め、安定した歩行を支える重要なパーツです。
かかとを靴の後部にしっかり合わせて紐やベルトを締め、隙間や食い込みがないかを確認します。
歩いた時にかかとがパカパカと浮かず、足にしっかり追従する状態が理想です。
かかとが緩いと、無意識に指を曲げて踏ん張る歩き方になり、すね・ふくらはぎ・足裏に余計な疲労が蓄積します。
つま先の捨て寸を確保する
歩行時に足は靴の中で前後に数ミリ〜1cm程度スライドします。
つま先にゆとりがない靴を選ぶと、歩くたびに指先が靴の壁に当たり、爪の割れや内出血、指の変形を招きます。
立った状態で最長の指先から靴の先端まで1〜1.5cm程度の空間があり、指先を上下左右に自由に動かせつつ、甲とかかとで足がしっかり固定されている状態が理想的なフィット感です。
甲と土踏まずの密着度を見る
甲が緩すぎると歩行中に足が前滑りしてつま先が圧迫され、きつすぎると血流が妨げられてむくみやしびれが生じます。
紐やマジックテープで調整できる靴を選ぶと、その日のむくみ具合に合わせて細かく調節できて便利です。また土踏まずがインソールにしっかり密着し、下から支えられるようなサポート感があるかも確認しましょう。
土踏まずをしっかり支える靴は体重を足裏全体に分散し、長時間歩いても疲れにくい特徴があります。
靴の種類別に見る選び方のコツ
靴の種類によって素材・構造・求められる機能が異なります。それぞれの特性を理解した上で選ぶと、足元の快適さがさらに向上します。
| 靴の種類 | 重視すべきポイント | 失敗しない選び方のコツ |
| スニーカー | ソールのクッション性と屈曲性 | 指の付け根の関節部分で靴底が自然に曲がるか確認する |
| パンプス | かかとのホールド感と前滑り防止 | 甲を広く覆うデザインやストラップ付きのモデルを優先する |
| ビジネス用革靴 | 羽根の調整力と革の硬さ | 夕方に試着し、革の伸びを考慮して少しタイトなものを選ぶ |
スニーカーの正しい選び方
日常使いで長時間履くスニーカーは、クッション性と屈曲性が最重要です。
足の指の付け根の関節が曲がる位置と、ソールが曲がる位置が一致しているか必ず確認しましょう。
ここがずれると足裏に余計な負担がかかり疲れやすくなります。
また、かかと部分にヒールカウンター(硬い芯材)が内蔵されたものを選ぶと足首がしっかり保護されます。
専門店では足の形や歩き方を無料で計測するサービスも提供しているため、積極的に活用するのもいいでしょう。
パンプスやヒールの選び方
ヒールが高くなるほど足が前滑りしやすく、つま先への圧迫が増して外反母趾や巻き爪のリスクが高まります。
前滑りを防ぐには、甲を深く覆うデザインや、足首・甲をストラップで固定できるモデルが効果的です。
またヒールがかかとの真下に位置するものを選ぶと安定感が増します。
試し履きの際は、つま先立ちをした時にかかとが靴から抜け落ちないかも確認しましょう。
ビジネス用革靴の選び方
天然皮革は履き込むうちに体温と湿気で伸び、足の形に馴染む特性があります。
そのため最初から余裕のあるサイズを選ぶと、後で緩くなりすぎて靴擦れの原因になります。
全体的に少しタイトに感じる程度が適切ですが、つま先の捨て寸だけは最初から確保することが絶対条件です。
紐タイプの革靴は外羽根式を選ぶと甲の締め具合を広範囲に調整できて便利です。
毎日長時間履くビジネスパーソンには、通気性が高く足に馴染みやすい本革の靴をお勧めします。
靴選びでよくある疑問と解決策
| よくある疑問 | 理由 | 解決策 |
| 靴を買いに行く最適な時間帯は? | 足は日中の活動で夕方にむくんで大きくなるため | 夕方から夜にかけて試着する |
| 左右でサイズが違う場合は? | 骨格や利き足の影響で左右差が生じるため | 大きい方の足に合わせ、小さい方にインソールで調整する |
| ネット通販での注意点は? | 木型の違いでサイズ感が分かりにくいため | 自分の足囲・足幅を認識し、それにあった靴を選ぶ |
靴を買うのに最適な時間帯はいつか
靴の購入は夕方から夜がおすすめです。
日中の活動で血液や水分が足元に溜まり、足は朝より夕方の方が大きくむくんでいます。
午前中にぴったりの靴を選ぶと、夕方にはきつくなって痛みが出ることがあります。
一日で最も足が大きい状態に合わせて試着し、窮屈さを感じない靴を選ぶのが基本です。
ただし、普段デスクワーク中心でむくみが少ない方は、自分がその靴を最もよく履く時間帯の足の状態で試着するのが合理的です。
左右で足のサイズが違う場合の対処法
多くの人は利き足や骨盤のわずかな歪みなどで、左右の足に数ミリ程度の差があります。
この場合は必ず大きい方の足に合わせてサイズを選びます。
小さい方の足の靴には市販の厚手インソールやかかとクッションパッドを入れてフィット感を調整しましょう。
専門店にはシューフィッターと呼ばれる専門家が在籍していることも多く、インソールの微調整を相談できるので活用してみてください。
上級シューフィッターの時見氏からのアドバイス
上述の「足のお悩み相談会」では、上級シューフィッターの時見氏が直に足を計測したり、個別にお悩み相談を受けたりする貴重な機会がありました。
「足のお悩み相談会」では専門の器具で足長・足幅・足囲を計測。計測後の適正サイズとご自身が履いている靴のサイズや足幅の差に、皆さんびっくりされていました。 |
その中で、時見氏から靴選びに関しての大切なアドバイスがありました。
- ″感覚″だけで靴を選んではダメ
- 適正より大きい靴は足の機能低下の原因に
- 計測して正しい靴を選び、一生元気に歩ける足に
時見氏が手掛けるブランド〈時見の靴〉について
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正しい靴の選び方のまとめ
この記事の要点をまとめます。
- 足の長さと足囲を正確に測定し、現状のサイズを把握する
- 足の形と靴のつま先の形状の相性を確認し、無理のないデザインを選ぶ
- 試し履きではかかとのフィット感とつま先の捨て寸を両足で確認する
- 左右でサイズが異なる場合は必ず大きい方の足に合わせてサイズを選ぶ
- 購入時は足が最もむくむ夕方の時間帯に店舗で試着する
ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、自分の足にしっかりと合った靴を選んでみてください。
魔法の靴屋さんについて
幅広シューズの専門店「魔法の靴屋さん 」では、さまざまな足のトラブルに対応したおしゃれな靴を厳選してご紹介しています。
魔法の靴屋さんの特徴は以下の通りです。
- 1982年創業の通販会社I・E・I(略称アイ・イー・アイ)が運営する幅広靴の専門サイト
- 年間500種類以上を販売する商品群の中から、売れ筋商品だけをご紹介
- 外反母趾をはじめとする足トラブルを抱える人向けの通販専門店
- 履きやすさだけではなく、見た目の美しさやエレガントさにこだわった商品選び
- 販売しているすべての靴に「足幅」「足囲」サイズを掲載
- 全ての商品が無料でサイズ交換できます(返送料もかかりません)
「外反母趾だから、おしゃれな靴が履けない」
「足が痛くて自分に合う靴がなかなか見つけられない」
という方や、
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略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)
設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
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