正しい靴の選び方 ~上級シューフィッターが解説~

10月 21, 2021

靴の選び方

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当コラムは昭和57年(1982年)創業のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。年間500種類以上販売している靴のなかから、外反母趾など足に悩みをお持ちの方でもゆったりと履けるエレガントな幅広シューズをご紹介しています。ショッピングサイトはこちらから

上級シューフィッターが教える正しい靴の選び方とは

靴選びには「外反母趾で歩くのがつらい」「つまずきやすくて歩くのが怖い」「いっぱい歩ける靴が欲しい」「足にぴったりフィットする靴が欲しい」など、悩みや希望がいっぱい。

小誌の(※1)通販カタログ『使ってヨカッタ』でもおなじみの老舗靴ブランド〈時見の靴〉で、靴に悩み、助けを求めて全国から訪れる人々と常に向き合い続ける時見太一さん。
日本に約400名しかいない(※2)上級シューフィッターのひとりです。

去る2019年10月9日、『使ってヨカッタ』友の会で「足のお悩み相談会」が開催されました。

こちらでは、時見太一さんの講演内容を交え、正しい靴選びのポイントをご紹介いたします。

(※1)通販カタログの『使ってヨカッタ』についてはページ下部でご紹介しております
(※2)上級シューフィッターとは、国内でわずか400名ほどしかいない「足に靴を合わせる」技術者のことです。

靴で左右される健康寿命

上級シューフィッター・時見さんの講演の様子
講演は大盛況。参加されたみなさまからの質疑応答は質問が尽きないほど。とても熱心に時見さんのお話を聞いていました。

講演では、時見さんから興味深いお話が次々に。

「日本人は足を測らず、“感覚”で靴を選んでいる人がほとんど。
足に問題が起きると大きめの靴を選ぶから、適正サイズより大きい靴を履いている人が多いんです。
足の健康を守る靴選びでなにより重要なのは、サイズをきちんと測り、自分の足の特徴を正しく知ることです。」

と、時見さん。

また最近では、靴選びは健康寿命の面からも注目されているそう。

「靴が大きいと“すり足”になり、つまずいて転倒、骨折、寝たきりにつながることも。
しっかり蹴り出せる靴でよく歩けば、骨も丈夫になって骨年齢も伸ばせます。
60cm以上の大きな歩幅を意識して歩くと、認知症リスクの低減につながるという研究結果もあるんですよ。」

これほどまでに大切な、靴選び。
これを機会に、ご自身の正しい足長・足幅・足囲を測ってみてください。

正しい足サイズの測り方

靴には足長そくちょうだけではなく、足囲そくい足幅そくふくといったサイズがあることをご存知でしたか?

足長そくちょう 足囲そくい 足幅そくふく
足長(そくちょう) 足囲(そくい)のイラスト 足幅(そくふく)のイラスト
指先の最も長いところから、かかとの最も出っ張ったところまでの長さ。いわゆる一般的な靴のサイズ 一番幅の広い、「親指の付け根」と「小指の付け根」を一周取り巻いた長さ 一番幅の広い、「親指の付け根」と「小指の付け根」を結んだ直線

靴の専門店でさえも足幅や足囲サイズまで明示しているところはほとんどありません。
当店「魔法の靴屋さん」で販売実績のある靴を例に説明すると、足長23.5cmの靴でも足囲・足幅は商品によってこれだけ違いがあります。

商品 足幅 足囲
10.0cm 23.9cm
7.9cm 24.5cm
8.0cm 21.4cm
(23.5cm 4Eのパンプスで比較)

多くの人は、ご自身の足の測り方をご存知ではないと思います。
下記を参考に正しい足サイズを測ってみてください。

パンプスは足型の確認も

足型を表すイラスト。詳細は後述。

日本人の足型は、大きく分けて上図の3つに分かれます。

それぞれの特徴は、以下の通りです。

  • エジプト型…親指(と人差し指)が最も長く、小指に向けて短くなる
  • ギリシャ型…人差し指を頂点とした山の形になっているの
  • ローマ型 …指の長さがほぼ均一の形をしている。別名「ローマ型」

自分の足型とパンプスの形状が合っていないと、足トラブルを起こす可能性があります。

足型についてより詳しく知りたい方は、「親指が長いエジプト型は外反母趾に要注意! 足型と外反母趾の関係について」の記事をご覧ください。

試し履きのチェックポイント

試し履きをするときは、以下のチェックポイントを確認してください。
なお、試し履きは足がむくみやすい夕方がおすすめです。

試し履きのチェックポイント

  • 土踏まず部分がフィットしている
  • 歩いた時にかかとが上下しない
  • 指が自由に動かせる、圧迫感ない
  • 靴の履き口がフィットしている

土踏まず部分がフィットしている

靴の土踏まず部分がフィットしていることで、足のアーチをしっかりと支えることができます。
土踏まず部分が浅い靴は、長く歩くほど足が疲れやすくなるため注意が必要です。

歩いた時にかかとが上下しない

靴を履いた状態で歩いた時に、かかとが上下しないようにフィットできていますか。
かかとが上下すると、靴擦れ、靴が脱げやすい、歩行時に足が滑るなどの危険性があります。

足指が自由に動かせる、圧迫感ない

靴を履いた状態で、足の指が自由に動かせることが大切です。
足先部分がきつすぎるとつま足に圧迫感が生じ、疲れやすさや開張足の発症などのリスクがあります。

適度なゆとりがある靴を選びましょう。

靴の履き口がフィットしている

靴の履き口がフィットしていることで、足首周りをしっかりとホールドすることができます。
履き口が合わない靴は、靴連れや歩行中の痛みなどの原因になります。

時見さんからのアドバイス

イベントでは、専門家である時見さんが直に足を計測、個別にお悩み相談もできる貴重な機会がありました。
会場では、ずらりと並んだサイズ豊富な靴を試し履きされる方、時見さんに外反母趾について早速相談される方などで大盛況となりました。

足の長さを計測している上級シューフィッター・時見さんの写真

イベントでは専門の器具で足長・足幅・足囲を計測。計測後の適正サイズとご自身が履いている靴のサイズや足幅の差に、皆さんびっくりされていました。

イベントでは時見さんから靴選びに関しての貴重なアドバイスもありました。

時見さんから皆さんへ3つのアドバイス

上級シューフィッター・時見さんからがアドバイスをしている写真。詳細は次の通り
  1. 感覚だけで靴を選んではダメ
  2. 適正より大きい靴は足の機能低下の原因に
  3. 計測して正しい靴を選び、一生元気に歩ける足に

時見さんが手掛けるブランド〈時見の靴〉について

上級シューフィッターの時見さんが手掛けるブランド〈時見の靴〉は、「 魔法の靴屋さん」さんでお求めいただけます。
ぜひ一度、〈時見の靴〉をご覧ください。

時見の靴バナー
画像をクリックすると〈時見の靴〉商品ページが開きます。

通販カタログの『使ってヨカッタ』とは

通販カタログ『使ってヨカッタ』の誌面写真

コンセプトは「暮らしはもっと便利に、もっと楽しくなるはず」。
身の回りやいろいろなシーンで役立つ便利なスグレモノを幅広いジャンルから厳選しています。
「生活を快適に!」ワザありグッズ、「元気を応援する」健康グッズ、「もっと若々しくきれいになる!」コスメ&ビューティーグッズなどなど。
今後も自分たちの足で歩いて選りすぐりの商品だけを掲載し、見るだけでも楽しいカタログになっています。


この記事を書いた会社
インペリアル・エンタープライズ株式会社
略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)

設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
資本金:100,000千円
所在地:〒116-0014
    東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル6階


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当コラムは1982年創業のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。幅広シューズの専門通販サイト【魔法の靴屋さん 】および、本サイト【魔法の靴屋さんコラム】を通じて、幅広シューズに関する情報を発信しています。

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