【超初心者向け】寝るときの外反母趾・内反小趾テーピングのやり方

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はじめに

外反母趾や内反小趾の痛み緩和や変形予防を目的として、寝るときに巻く外反母趾テーピングのやり方を知りたいという方が多いです。

こちらでは、外反母趾や内反小趾のテーピングについて、効果の有無やテーピングのやり方をご紹介します。

誤ったテーピングは外反母趾や内反小趾の痛みや進行を悪化させる可能性がありますので、この記事を参考にしてください。

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テーピングは外反母趾・内反小趾に有効か？

本題を語る前に、そもそも外反母趾や内反小趾にテーピングは有効なのかどうか調べました。

外反母趾や内反小趾に対する装具療法として、一般的に矯正装具やインソール（中敷）が用いられています。

日本整形外科学会と日本足の外科学会が監修する「外反母趾診療ガイドライン2022 第３版」において、矯正装具やインソールを「軽度～中等度の外反母趾に対して装具療法を行うことは弱く推奨」とあります。

なぜ「弱く推奨」なのかというと、装具療法のみで痛みを取り除く、変形を矯正させるといったエビデンス（根拠）が不十分であるためです。
肝心のテーピングについては記載がありませんでした。

臨床整形外科「外反母趾に対する保存療法—装具療法　臨床整形外科 54巻2号 （2019年2月）」では、テーピングを単独もしくは運動療法との併用を４〜８週間継続することにより、痛みの改善と外反母趾角の減少が期待できると報告があります。

現状では、テーピングのみで外反母趾や内反小趾を治す、改善したというエビデンスは確認できませんでした。
正確な効果について語ることができませんが、テーピングである程度までの除痛効果は発揮できるのでは、と考えられます。

就寝時の外反母趾テーピングは有効か？

就寝時に「外反母趾対策靴下(特願第2008−111012号，第2009−103487号)」を用いた結果、週５日以上着用で外反母趾角が減少したとの研究論文が報告されています（※1）。

ただし、こちらも特定の靴下のみで、テーピングについての記載はありませんでした。

就寝時のテーピング効果についても、現状では正確な効果について語ることができませんが、巻くことである程度までの除痛効果が発揮できるのでは、と考えられます。

（※1）外反母趾対策靴下着用による短期的および長期的効果｜坂光 徹彦,平山 真由子,浦辺 幸夫,神谷 奈津美,新宅 光男,福原 千史

超初心者向け　寝るときに巻く外反母趾や内反小趾テーピングのやり方

ネット上でもさまざまなテーピングの巻き方が紹介されていますが、前述のように誤ったテーピングは外反母趾や内反小趾を悪化させる可能性があります。
テーピングを行う際は、主治医に相談してから行ってください。

こちらでは、それほど難しくなく、かつ、足への負担も少ないであろうと思われる超初心者向けのテーピングのやり方をご紹介いたします。

• 患部が靴に当たることで痛みが出ている場合、テーピングの効果はない
• テーピングには伸縮性のある「キオシネテープ」を使用すること

テーピングの巻き方

おすすめするテーピングは、足の甲周りにだけ巻くやり方です。
下記の動画を参考にしてください。

＜外反母趾のテーピング動画はこちら＞

＜内反小趾のテーピング動画はこちら＞

よりおすすめの包帯療法

包帯療法は、足の名医でもあり、何人もの外反母趾患者を診てきた整形外科医で、東京都港区赤坂にある山王病院の整形外科部長である青木孝文先生が考案した画期的なセルフケアです。

• 伸び縮みする医療用の包帯（５cm幅）を用意する
• 巻く場所は足の親指と小指の付け根あたり
• 包帯を自然な状態で足の甲に6〜8回ほど巻く

※最初のうちはやんわりと巻くぐらいで大丈夫です
※夜間だけでもOKですが、日中巻いても大丈夫です
※伸縮性のある「医療用」の包帯はネット通販などで取り寄せてください

参考：『外反母趾は包帯で治せる』青木孝文（2020年・マキノ出版）

包帯療法のいいところは、以下の通りです。

• テーピングと違って繰り返し使える
• 粘着成分がないので肌にもやさしい
• 痛みの緩和効果が高い

外反母趾や内反小趾の症状は千差万別、個人差がありますのですべての方に効果があるというわけではありませんが、インターネット上では痛みの緩和効果が高いようです。

書籍は、「足に包帯を巻いて寝るだけで、痛みが消えた、変形も改善したと大評判。有効率88％の画期的セルフケア。足裏クッションも初公開。」（山王病院でのデータ）と紹介されています。

下記の動画は、青木先生の書籍をもとに包帯療法をご紹介している動画です。
ぜひ参考にしてください。
（動画内では2013年に発刊した書籍をご紹介しています）

包帯療法についてより詳しく知りたい方は、「【実績多数】外反母趾の包帯療法について」の記事をご覧ください。

まとめ

外反母趾に有効なテーピング（包帯療法）についてご紹介いたしました。

軽度から中等度の外反母趾に対しては、外反母趾体操を行うことで若干の変形矯正効果や痛みの改善効果が期待できます。

ご紹介する体操はいずれも、自宅や勤務中でも簡単に、しかもラクにできる体操です。

• タオルギャザー運動
• ホーマン体操
• 足指のグーパー体操

外反母趾体操は、継続して行うことが大切です。
詳細を知りたい方は、「一日30秒から! 外反母趾を自宅で治す効果的な方法【４選】」の記事も併せてお読みください。

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