足の小指が痛むのは外反母趾でなく内反小趾？ 原因と治し方を解説

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内反小趾とは？

内反小趾（ないはんしょうし）とは、真っすぐだった足の小指（小趾）がだんだんと親指側に向けて「くの字」に変形する症状です。

外反母趾（がいはんぼし）と症状や原因が似通っている部分もありますが、実は子供や男性にも症状がみられ、外反母趾よりも多いとされています。

また、痛みを感じないこともあり、小指の変形に気付かず、発症しても自覚がないこともしばしば。

痛みや足の変形が悪化すると、靴を履くことが苦痛になってしまい、必然的に運動する機会も失われるため、健康寿命の低下が危惧されます。

内反小趾は放置すれば悪化する一方で、自然治癒することはありません。
ぜひ最後までお読みいただき、適切な処置を行ってください。

内反小趾のズキズキ痛みを今すぐどうにかしたいかたは、「外反母趾のズキズキ痛み！ 今すぐ対処する方法【応急処置】」の記事をご覧ください。
※外反母趾の方向けの記事ですが、内反小趾の方でも対処法は同じです。

内反小趾の原因

内反小趾は足の小指が「くの字」に曲がることで起こりますが、その原因は、外反母趾と同じく足裏のアーチが崩れることです。

特に、足裏の横アーチが崩れて「開張足（かいちょうそく）」になると、内反小趾が発症しやすくなります。

また、外反母趾の合併症として発症するケースもみられますが、それは外反母趾も同じく足裏アーチの崩れが主な原因だからです。

足裏の横アーチはどうして崩れるのでしょうか。

その理由は以下の通りです。

• 先天性によるもの
• 足に合わない靴を履き続けている
• 肥満や足の筋力不足

上記理由のうち、先天性によるものは極めて稀で、ほとんどの方は足に合わない靴を履き続けていることや、足指を正しく使わないことによる筋力不足が原因とされています。

開張足についてより詳しく知りたい方は、「開張足とは？ 知っておきたい原因と対処法」の記事をご覧ください。

内反小趾のチェック方法

	小指の角度	程度
	10度未満	正常
	10度～20度未満	軽度
	20度～30度未満	中等度
	30度以上	重度

内反小趾は、整形外科などでレントゲン撮影などを行うことで医師が正確な診断を下しますが、自宅でも簡単にチェックできます。

イラストのように、足の小指の付け根から足の小指の角度を計測してください。
小指の角度によって判別できます。

もちろん、正確な診断を期するには整形外科を受診してください。

内反小趾の対処方法

内反小趾の対処法は主に、病院で行われる保存療法（場合によっては手術）と、自宅で行う毎日のケアが中心となります。

自宅で行う対処法は以下の通りです。

• タオルギャザー運動
• 足指のグーパー体操
• 正しい歩き方を実践する

外反母趾のケアについて詳しくより詳しく知りたい方は、「内反小趾を自宅で治す方法 ～毎日のケアと靴選びの鉄則～」の記事をご覧ください。

内反小趾におすすめの靴

靴選びの基本中の基本ですが、「自分の足サイズに合った靴を履く」ことが鉄則です。

大多数の人は靴を感覚で選んでしまっており、自分の足に比べて大きめの靴を選ぶ傾向にあります。

大きい靴は、歩き方や姿勢など体に異常をきたすだけでなく、靴そのものの寿命が短くなるなど、デメリットばかりです。

たしかに大きめの靴は脱ぎ履きしやすいのですが、得られるメリットよりデメリットの方が大きいので、しっかりと自分のサイズに合った靴を選ぶようにしましょう。

内反小趾に合う靴の選び方をより詳しく知りたい方は、「【内反小趾】靴の選び方＆おすすめのレディースシューズ」の記事をご覧ください。

魔法の靴屋さんについて

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