外反母趾のズキズキ痛み！ 今すぐ対処する方法【応急処置】

当コラムは昭和57年（1982年）創業のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。年間500種類以上販売している靴のなかから、外反母趾など足に悩みをお持ちの方でもゆったりと履けるエレガントな幅広シューズをご紹介しています。ショッピングサイトはこちらから

外反母趾・内反小趾のズキズキ痛みをどうにかしたい

ズキズキと痛む外反母趾。
「いますぐ、この痛みをどうにかしたい！」というときがありますよね。

こちらの記事では、ズキズキ痛みの応急処置的な対処法をご紹介いたします。
内反小趾の方でも対処法は同じですので、参考にしてください。

外反母趾について詳しく知りたい方は、「外反母趾とは？ 知っておきたい原因と対策法」の記事をご覧ください。

外反母趾におすすめの応急処置

ズキズキ痛みの原因は、患部や周辺組織がコリ固まり、炎症を起こしているからです。
そんなときは、以下の対処法がおすすめです。

歩幅を大きくして歩く

まず、最初に試していただきたいのは、歩幅を大きくして歩くことです。
たったこれだけでも、歩数が少なくなるのでラクになることを実感するでしょう。

歩幅を大きくすると足先への負担が減り、痛みも軽くなることがあります。

母趾ストレッチ

次に試していただきたいのが、母趾マッサージです。

ズキズキと痛む場合、母趾内転筋や足の親指（母趾）の関節周辺の筋肉がこわばっている可能性があります。

炎症や痛みがそれほどひどくない状態でしたら、母趾ストレッチが有効かもしれません。

母趾ストレッチの方法は簡単で、母趾をつまんでクルクルと回すだけ。
これだけで、周辺組織に柔軟性が保たれて、痛みがやわらぐ場合があります。

冷湿布

母趾ストレッチで痛みが取れない場合は、炎症を抑える必要があります。

（写真はイメージ）

患部に痛みと熱を伴っていれば、冷湿布を試してみてください。

冷湿布はドラッグストアなどで手に入りやすく、患部を簡単に冷やせます。
消炎鎮痛効果も期待できますので、店舗にいる薬剤師さんに相談してみてください。

また、湿布を貼ることで靴と足の間の緩衝材としての役割も果たしてくれるので、靴が当たって痛い場合にも多少なりとも効果を発揮します。

アイシング

冷湿布でも炎症を抑えることができない場合は、アイシングがおすすめです。

（写真はイメージ）

冷湿布と同じく、患部に痛みにと熱を伴っているときはアイシングが有効です。

熱を伴っている患部を氷または氷水で冷やしてください。
氷と水、ビニール袋、タオルはコンビニなどで手に入れることができます。

アイシングの方法ですが、袋に氷または水と氷を入れて空気を抜き、感覚がなくなるまで患部を直接冷やしてください。

時間にして15～20分ほど患部に当てると良いといわれています。
一度アイシングを行ったら、１～２時間ほど時間を空けて再度アイシングを行ってください。

塗り薬や飲み薬

ドラッグストアで売られている塗り薬や飲み薬で、消炎鎮痛効果が期待できるものがあります。
こちらも店舗にいる薬剤師さんに相談してみてください。

なお、医師からも塗り薬や飲み薬を処方される場合があります。
処方された塗り薬や飲み薬を常に持ち歩く場合は、整形外科を受診して医師にご相談ください。

サポーター

市販の外反母趾用サポーターも痛みの緩和に有効な場合があります。

サポーターを装着することで、以下の効果が期待できます。

• 靴と患部が直接当たることを防ぐ
• 母趾の変形を抑えることで、一時的に痛みや炎症を緩和させる

サポーターの良い点は着けるだけで効果が得られることです。
手に入るようでしたら試してみてください。

伸縮性のある「医療用の弾性包帯」をまく

上記の動画を参考に、伸縮性のある「医療用の弾性包帯」（※）を足の甲周りをぐるぐるとまいてください。

足の親指と小指の付け根両側から抑えるようなイメージで、気持ちゆるめにまきます。
足指の付け根が左右から締め付けられるので、足指が自然と広がるようになります。

これにより、痛みがやわらぐ場合があります。

※包帯にはいくつか種類があり、弾性包帯、弾力包帯、伸縮性包帯など似たような名称の包帯があります、必要なのは「医療用の弾性包帯」ですのでお間違えなく。
「医療用の弾性包帯」はドラッグストアで販売していないので、ネット通販などで取り寄せるなどしてください。

包帯療法についてより詳しく知りたい方は、「【実績多数】外反母趾の包帯療法について」の記事をご覧ください。

親指と人差し指の間にガーゼを挟む

足の親指と人差し指の間にガーゼを挟んでください。

包帯の場合と同様に、足指を広げて痛みをやわらげる効果が期待できます。

外反母趾を根本的に治すには

応急処置で痛みをケアしたら、さらなる悪化を防ぐために、外反母趾を根本から治すようにしましょう。

外反母趾は、放置していると悪化することはあっても自然治癒することはありません。
また、軽度であるほど改善しやすい疾患です。

早めに適切な治療を行い、急な痛みで困ることのないようにしてください。

整形外科を受診する

まず行いたいのが、整形外科の受診です。

痛みへの対処、母趾変形への対処が可能です。

塗り薬や飲み薬の処方を希望する場合にも、医師に相談してください。
（治療方針により薬の処方をしない場合もあります。）

自分でできる外反母趾の対処法

医師による適切な治療と並行して行いたいのが、自分でできる外反母趾の対処法です。

外反母趾は、もともと足指の筋肉の衰えによる足裏横アーチの崩れが原因です。
ですから、足指の筋肉を鍛えることで、外反母趾は快方に向かう可能性があります。

ここでは、おすすめの対処法２点をご紹介いたします。

外反母趾体操

外反母趾には、以下の体操が有効です。

• タオルギャザー運動
• ホーマン体操
• 足指のグーパー体操

どれも「テレビを観ながら」「歯を磨きながら」空いた時間を活用して、継続的に行えます。

外反母趾体操について詳しく知りたい方は、「一日30秒から! 外反母趾を自宅で治す効果的な方法【４選】」の記事をご覧ください。

正しい歩き方

外反母趾体操を行うことに加え、正しい姿勢で歩くことでも足指の筋肉を鍛えることができます。

ここでの正しい歩き方とは、足指を使う歩き方のことです。

正しい歩き方が身につけば、歩くことが外反母趾ケアにつながります。

正しい歩き方について詳しく知りたい方は、「外反母趾に有効な「正しい歩き方」 ～改善・抑制につながる歩行～」の記事をご覧ください。

正しい靴を履く

外反母趾は筋肉の衰えが原因ですが、そのきっかけは足サイズに合っていない靴を日常的に履いていることがほとんどです。

例えば、以下のような靴は外反母趾になる可能性が高くなります。

• ヒールの高い靴を履く
• 足先が窮屈な靴を履く
• サイズの大きい、または、小さい靴を履く

足には足長だけではなく、足幅・足囲といったサイズがあるのをご存知でしたか？

足長（そくちょう）	足囲（そくい）	足幅（そくふく）
指先の最も長いところから、かかとの最も出っ張ったところまでの長さ。いわゆる一般的な靴のサイズ	一番幅の広い、「親指の付け根」と「小指の付け根」を一周取り巻いた長さ	一番幅の広い、「親指の付け根」と「小指の付け根」を結んだ直線

足囲・足幅をしっかりと測ったうえで、足サイズに合った靴を購入することをおすすめいたします。

正しい靴の選び方については、「正しい靴の選び方 ～上級シューフィッターが解説～」の記事もご覧ください。

＜関連記事一覧＞

• 外反母趾でも痛くない履きやすい靴の選び方【７選】
• 【外反母趾】おすすめ人気パンプス おしゃれで履きやすさ抜群
• 【外反母趾】おすすめ人気スニーカー おしゃれで履きやすさ抜群
• 【外反母趾】何もしなくても痛い理由と対処法
• 外反母趾改善におすすめのストレッチ

魔法の靴屋さんについて

幅広シューズの専門店「魔法の靴屋さん 」では、さまざまな足のトラブルに対応したおしゃれな靴を厳選してご紹介しています。

魔法の靴屋さんの特徴は以下の通りです。

「外反母趾だから、おしゃれな靴が履けない」
「足が痛くて自分に合う靴がなかなか見つけられない」

という方や、

履き心地、そして、スリムに見えるデザインに徹底的にこだわり、外反母趾ではないけど歩きやすい靴をお探しの方にもおすすめです。

当店で、あなたにぴったりの「理想の一足」をお探しください。