パンプスの正しい歩き方 ~痛くない・脱げにくい~

4月 28, 2023

パンプス

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当コラムは昭和57年(1982年)創業のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。年間500種類以上販売している靴のなかから、外反母趾など足に悩みをお持ちの方でもゆったりと履けるエレガントな幅広シューズをご紹介しています。ショッピングサイトはこちらから

パンプスを履くと足が痛いのは歩き方が一因

パンプスを履いて歩いている女性の足もと写真

通勤やショッピング、旅行などで履きたいパンプス。

しかし、足の痛みを訴える方が非常に多いです。
痛みをこらえたままパンプス履き続けると、靴擦れなど比較的短期で治るものから、「開張足」や「外反母趾」など将来的に足の変形が危惧される症状を発症する可能性があるので注意が必要です。

パンプスを履くと足が痛くなるのは、主に以下の2つが原因です。

  • パンプスの選び方が間違っている
  • パンプスの正しい歩き方ができていない

こちらでは、パンプスの正しい歩き方をご紹介いたします。
パンプスを長時間履いたり歩いたりする必要がある人は、ぜひ最後までお読みください。


ヒールの高さで歩き方は変わる

パンプスのヒール高さに明確な定義はないものの、以下のように分類されます。

ヒールの名称 ヒールの高さ
ローヒール 3cm以下
ミドルヒール 3~7cm
ハイヒール 7~10cm
超ハイヒール 10cm以上

こちらでは、ヒールの高さに応じた歩き方を解説いたします。

ローヒールの歩き方

ローヒールパンプスの写真

かかと高さ3cm以下のローヒールの場合、歩き方は以下の通りです。

  1. 足を前に出す
  2. かかとで着地
  3. 足の裏で着地&体重移動
  4. 足先で着地&蹴り出し

ローヒールの場合、スニーカーやフラットシューズを同じようにかかとから着地します。

そして、そのまま足先へ体重移動を行い、最後はつま先で蹴り出します。

1~4の動作をテンポよく行います。

このとき、猫背になったり、ガニ股になったり、フラフラと蛇行しないように注意してください。

下記の動画でもローヒールの歩き方を詳しく解説しています。

ミドルヒール・ハイヒールの歩き方

ハイヒールを履いて歩いている人の写真
  1. 足を踏み出す
  2. ひざを伸ばしたまま、つま先を前に出す
  3. つま先・かかとを同時に着地
  4. 着地と同時に足の親指に重心を乗せるように体重を前に移動する

1~4の動作をテンポよく行います。

下記の動画でもミドルヒール・ハイヒールの歩き方を詳しく解説しています。

このとき、以下のポイントを意識して歩くことで美しい姿勢を維持することができます。

  • 歩幅は普段より短めに
  • つま先をまっすぐ前に向ける
  • 骨盤を使って歩く
  • 着地はひざを伸ばす
  • つま先とかかとを同時に着地
  • 背筋を伸ばしリズミカルに

歩幅は普段より短めに

パンプスで歩く場合、いつもより歩幅は短めになるはずです。
もし、足を前に出したときにひざが曲がるようであれば、歩幅が長すぎです。

踏み出した足のひざが曲がらなくて済むように歩幅を調整してください。

つま先をまっすぐ前に向ける

パンプスで歩くとき、1本の線の上を歩くことが美しいとされています。

ですから、つま先をまっすぐ前を向けるように歩きましょう。

骨盤を使って歩く

モデルやミスコン出場者が美しく歩けるのは、骨盤を上手に使うからです。
踏み出す際に、足よりも先に骨盤を前に出して歩きます。

  1. 踏み出す足のひざを曲げる
  2. 体を捻るようにして骨盤を前に押し出す
  3. 足を踏み出す

下記の動画で骨盤の使い方を詳しく解説しています。

着地はひざを伸ばす

脚を伸ばして着地する際は、ひざを伸ばすと歩きやすいです。

ひざを伸ばしたまま着地することで足の甲から脚全体がスラっと美しく見える一方、ひざが曲がったままだとひざや腰に過度な圧力がかかり疲れやすくなります。

つま先とかかとを同時に着地

パンプスの歩き方で難しいのが、つま先・かかとを同時に着地させることです。

ただし、これは厳密に行う必要はまったくありません。
同時に着地するように“意識して歩く”ことが大切です。

慣れないつま先着地を意識しすぎると、パンプスのつま先がすり減って寿命が短くなるリスクもあります。

背筋を伸ばしリズミカルに

美脚効果を発揮するパンプスですが、猫背で歩くとせっかくの美しさが台無しです。

背筋を伸ばして目線を前にして、リズミカルに歩くようにしましょう。
普段から猫背になっている人は、体を伸ばしてまっすぐ立つことを意識しましょう。

パンプスで歩くときのコツや注意点

正しいパンプスの歩き方の技術的な方法をご紹介しましたが、こちらでは歩くときのコツや注意点をご紹介します。

歩く場所

目線を前に向いて歩くと美しく見えるパンプスですが、ヒールが溝などに挟まるのだけは避けなければなりません。

特に、細いヒールは、石畳や側溝、コンクリートブロックの隙間などに挟まりがちです。<> 歩く場所には十分に注意して進みましょう。

かかとを引きずる

足が痛かったり、歩き方の癖だったり、疲れていたり、さまざまな理由でかかとを引きずって歩く人がいます。

あまり品のいいものではないですし、靴の寿命を早めにことになるので、かかとを引きずらないように注意しましょう。

どうしてもかかとを引きずってしまう場合は、パンプスやヒールの高さが合っていないと判断して、自分の足や歩き方に合ったパンプスを履くようにしましょう。

音が鳴らないように歩くには

パンプスを履いて歩けば多少の音は仕方ないですが、コツコツと大きすぎる音は周囲を不快にさせる可能性もあります。

原因としては、素材や歩き方などさまざまですが、清音対策したパンプスや清音対策用のヒールプロテクターもありますので、気になる方は試してみてください。

パンプスが脱げるという方は

パンプスが脱げやすい原因は、以下の4つです。

  • サイズが合っていない
  • 足型が合っていない
  • 歩き方が悪い
  • それ以外の理由

それぞれ対策方法がありますので、「なぜ? パンプスのかかとが脱げる原因と対策」の記事をご覧ください。

パンプスが痛くなるという方は

パンプスを履いて痛くなる方は、いくつか理由が考えられます。
すぐに使用を中止して、その原因を突き止めるようにしましょう。

足が痛くなる原因について、いくつか関連記事がありますので、併せてお読みください。

<関連記事>

まとめ

パンプスでの歩き方、歩くときのコツや注意点をご紹介しました。

パンプスは脚を美しく魅せる一方、足に合わない靴や間違った歩き方、日常的に足指を使わずにいると開張足や外反母趾など足の変形を伴う症状を発症するリスクもあります。

海外では、「20~39歳の間につま先が細い靴を履いていると、50歳以降に外反母趾になるリスクが高い」と報告されており、30~50代以降で悪化しやすい厄介な症状です。

歳を取ってから外反母趾が痛むために、好きな靴を履けずに苦しんでいる方も大勢います。

パンプスを日常的に履く場合は、最適なヒール高さを選び、足指の筋肉が衰えないようにつま先立ち運動などを行ってください。

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