パンプスを履きながら外反母趾を改善する方法【６選】

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外反母趾・内反小趾を改善することは可能です

外反母趾は真っすぐだった足の親指（母趾）がだんだんと小指側に向けて、また、内反小趾は真っすぐだった足の小指（小趾）がだんだんと親指側に向けて、それぞれ「くの字」に変形する症状です。

外反母趾・内反小趾の原因はさまざまですが、やり玉にあげられやすいのが「パンプスの着用」です。

だだ、これは当たらずとも遠からずで、（※1）足先の細い靴やヒールの高い靴などを日常的に履くことが外的要因として挙げられています。
つまり、パンプスの常用により足裏の筋肉が衰えて、結果的に外反母趾になりやすくなります。

（※1）『外反母趾　病態を理解し,正しい治療選択ができる』 編集：須田 康文（2019年,メジカルビュー社）

それぞれの症状や原因について詳しく知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。

• 外反母趾
• 内反小趾

近親者に外反母趾の方がいる場合は遺伝的に外反母趾のリスクが高いので、パンプスの常用には十分な注意が必要です。
こちらでは、パンプスを履きながら外反母趾や内反小趾による痛みの改善をする方法をご紹介します。

外反母趾と遺伝の関係について詳しく知りたい方は、「外反母趾・内反小趾は遺伝なの？ 予防や改善に有効な対策法もご紹介」の記事をご覧ください。

パンプスを履きながら外反母趾・内反小趾を改善する方法

パンプスを履きながら外反母趾・内反小趾を改善する場合、キーポイントとなるのは以下の３点です。

• 足の筋肉を衰えさせない
• 足の柔軟性を保つようにする
• 足に無理させないように休ませる

これらに基づいた６つの対策をご紹介します。

おすすめのパンプスを知りたい方は、それぞれのリンクを参照してください。

• 外反母趾におすすめのパンプス
• 内反小趾におすすめの靴（スニーカー・パンプスなど）

整形外科を受診する

外反母趾・内反小趾が疑わしい場合は、整形外科への受診をおすすめします。

外反母趾・内反小趾は悪化すればするほど改善が難しくなる症状ですので、疑わしい場合は早期に治療を開始する必要があるからです。
また、外反母趾と思いきや別の疾患が原因だった場合、外科や内科など速やかに適切な診療科へ繋げることがでるからです。

自分の足に合ったパンプスを選ぶ

足に合っていないパンプスを履くと、つま先部分が窮屈になり、足先を動かせなくなります。
その状態で何時間も履き続けると、足裏の筋肉が衰えやすくなるのは当然です。

外反母趾の悪化を防ぐために、以下のようなパンプスを選びましょう。

ヒール高さ３cm以内のもの

ヒールが高すぎるとパンプスの中で足が前すべりして、つま先が窮屈になります。
日常的に履くパンプスは、ヒール高さが３cm以内のものが好ましいです。

足型にあったもの

足型は、大きく分けて上記の３つに分かれます。

• エジプト型…親指（と人差し指）が最も長く、小指に向けて短くなる
• ギリシャ型…人差し指を頂点とした山の形になっている
• スクエア型…「ローマ型」とも呼ばれ、指の長さがほぼ均一の形をしている

パンプスは、自分の足型に合った足先の形のものを選びましょう。

足型について詳しく知りたい方は、「親指が長いエジプト型は外反母趾に要注意！ 足型と外反母趾の関係について」の記事をご覧ください。

足サイズに合ったもの

足には足長（そくちょう）だけでなく、足囲（そくい）や足幅（そくふく）といったサイズがあります。
足長だけを基準に試し履きすると、大きめのサイズを選びがちです。

正しい靴の選び方については、「正しい靴の選び方 ～上級シューフィッターが解説～」の記事をご覧ください。

なるべく足がラクになる時間を作る

例えば、デスクワークや休憩中はパンプス以外の靴に履き替える方法があります。
また、通勤時間だけはスニーカーやフラットシューズにするという方法もあります。

パンプスはどうしても足に負荷がかかりやすくなります。
可能な限り、足がラクになる時間を設けましょう。

外反母趾予防や外反母趾体操で対策する

外反母趾を予防するには、「つま先立ち運動」が効果的です。
すでに外反母趾・内反小趾を発症している人には、「外反母趾体操」が効果的です。

足裏の筋肉を衰えないよう、一日数分だけでも鍛えるようにしましょう。

詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

• つま先立ち運動について
• 外反母趾体操について

寝ている間も外反母趾対策をする

寝ている間にできる外反母趾対策としておすすめなのが、包帯療法です。
包帯療法は足に包帯を巻くだけと簡単に効果を発揮するところがおすすめポイントです。

包帯療法について詳しく知りたい方は、「【実績多数】外反母趾の包帯療法について」の記事をご覧ください。

休日は足にやさしい靴を履く

仕事柄どうしてもパンプスを履かないといけない人でも、休日は足にやさしいスニーカーを履くなどしてください。

その際は、足指を使った正しい歩き方をすることもポイントです。
歩き方について詳しく知りたい方は、「外反母趾に有効な「正しい歩き方」 ～改善・抑制につながる歩行～」の記事をご覧ください。

ストレッチをする

外反母趾やその予備軍の方は、母趾内転筋（ぼしないてんきん）や足の親指（母趾）の関節周辺の筋肉、足裏の筋肉がこわばっている可能性があります。

外反母趾対策を効果的に行うためにも、母趾のストレッチを行って柔軟性を保つように心がけてください。

ストレッチの方法について詳しく知りたい方は、「外反母趾改善におすすめのストレッチ」の記事をご覧ください。

まとめ

パンプスを避けたいけれど、履かなくてはならない状況は多々あります。
そうした場合でも、日々の至る所で外反母趾・内反小趾の改善に有効なキーポイントを意識して行うことが大切です。

＜外反母趾・内反小趾の改善に有効なキーポイント＞

• 足の筋肉を衰えさせない
• 足の柔軟性を保つようにする
• 足に無理させないように休ませる

一日のうち対策する時間は少しでも構いませんので、日々継続して行うようにしましょう。

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